一般社団法人 日本温泉気候物理医学会 The Japanese Society of Balneology, Climatology and Physical Medicine

ごあいさつ

理事長/牧野直樹

 この度、第82回日本温泉気候物理医学会総会おいて理事長を拝命いたしました。
 本学会は昭和10年に設立され、今年で82周年を迎えます。伝統と歴史ある本学会の代表を務めることになり、大変光栄に存じますとともに身の引き締まる思いです。
 日本温泉気候物理医学会は温泉療法(温熱)、気候医学、物理療法を通じ国民の疾病治療・予防および健康保持・増進を目指し ております。本学会は国の法人制度改革に呼応して、平成20年12月に一般社団法人に移行いたしました。平成29年(2017年)6月25日に社員総会が開催され、14名の理事と2名の監事が選出されました。現在の総会員数1869名(医師数1600名)、温泉療法医982名です。
 現在、我が国では高齢化が急速に進み介護と医療の連携が大きな役割を果たすべき時代となっています。一方ではiPS細胞に代表される再生治療などの高度先進医療は急速に現実化しています。また国家間の垣根もなくなりつつあり、グローバル化によって多様な社会になり国際化が現実化してきています。
 日本温泉気候物理医学会は従来から温泉療法(温熱)、気候医学、物理療法(温冷・気圧)を中心として病態解明に取り組んで来ました。これら非薬物療法は高齢社会においてその役割は大きくなると思われます。また、増加する医療費や介護費の抑制にも期待されます。しかし、その科学的エビデンスは未だ充分とは言えません。今後は科学的エビデンスをしっかり構築することが本学会の使命と考えています。 温泉気候物理医学が医学・医療の可能性を広げ実践して行くには今の高齢社会はすこぶるタイミングがあっているのかもしれません。
 温泉気候物理医学は今後どのような役割を果たし、疾病の病態解明のみならず国民の健康保持・増進に結びつけていけば良いのかが問われている時でもあります。本医学会は多くの専門分野を有する医師や医療関係者、研究者、関連団体員など多職種で構成されています。多くの会員の皆様と議論し一緒に考えていければと思います。

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